公益社団法人

茶業会議所について

会頭ごあいさつ

会頭

公益社団法人 鹿児島県茶業会議所
柚木  弘文
ゆのき ひろふみ

(公社)鹿児島県茶業会議所は、昭和39年に鹿児島県茶業の代表機関としての役割を担う県茶業振興連絡協議会が発足したのが前身で、この後変遷を経て、平成24年3月に(社)県茶市場、(社)県茶取引安定基金協会、県茶業会議所の3団体を一本化して(社)鹿児島県茶業会議所として再スタートし、翌年3月に公益社団法人に移行しました。

茶業会議所は、県、経済連、生産協会、茶商協の4つの機関・団体を正会員として構成されており、これは、本県の茶業に関係するすべての機関・団体が一つの組織に集結していると言っても過言ではありません。鹿児島県内において茶の製造、流通、販売に係るものが、相互に連携をとりながら、茶の流通拡大と取引の適正化、その他の茶業振興に関する事業を行い、鹿児島県茶業の活性化と茶の円滑な供給に寄与することを目的に活動を展開しております。

近年の茶業を取り巻く情勢は、緑茶の需給バランスが崩れ価格低下を招き、生産者、茶商業者などが厳しい経営環境におかれ、さらに追い打ちをかけるように新型コロナウイルスが発生し、全ての経済環境が悪化してきておりますが、このような時こそ、関係者で知恵を出し合い乗り越えていく必要があろうと考えております。

本県茶業は、恵まれた気象条件と広大な茶畑を活かし、独自の機械化体系の下で全国生産量30%越えのシェアを占める一大供給産地となりました。また、近年においては海外への輸出にも力を入れており、世界に目を向けた茶業発展にも取り組んでおります。多くの品種や全国トップクラスの有機栽培面積を有し、多様化する茶需要に対応した茶づくりができる産地として国内外からの期待も高まっております。

本県の有利性を活かしながら、「安全、安心でクリーンなかごしま茶づくり運動」の継続した取り組みと、時代に即応する先取の活動が、国内外から脚光を浴びる「かごしま茶」に発展することを念願しています。

今後とも、会員団体と力を結集し、「かごしま茶」を国内外に向けて情報発信するとともに、茶業者の経営安定を通じた地域経済の活性化等に取り組む決意ですので、ご支援とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。